クリッカート全色色見本と比較解説!裏写りや人気色の選び方
キャップを開け閉めするわずらわしさを解消し、片手で素早く書き出せる画期的な文具として支持を広げているゼブラのノック式水性カラーペン「クリッカート」。手帳デコやイラスト、日々のタスク管理まで幅広く愛用される一方で、店頭の試し書きだけでは紙質ごとの発色や濃淡の差、手帳用紙への抜け具合が把握しにくいという声も少なくありません。
全色の系統別トーンから手帳ユーザーがもっとも懸念する裏抜けの耐性、さらに日常使いで手放せなくなる定番カラーの選び方まで、実際の筆記検証データをもとに徹底整理しました。購入後に「思っていた色味と違った」「ページの裏までインクが染みてしまった」と後悔しないための判断材料を提示します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:空気中の水分を吸収する独自技術により、キャップなしでもペン先が乾かず鮮やかな筆記が持続する。
- 要点2:トーンごとに分類された全36色に加え、落ち着いたくすみカラーが近年の手帳ログ用途で圧倒的人気を獲得。
- 要点3:用紙の厚みや坪量によって裏写りのリスクが変動するため、塗り重ねの回数と紙質の見極めが快適運用の鍵となる。
【色見本・系統別一覧】クリッカート全36色の発色とニュアンスの違い
クリッカートの最大の魅力は、原色系のビビッドなトーンから、目にも優しいペールトーン、洗練された渋みを感じさせるダークトーンまで緻密に設計されたカラーバリエーションにあります。全色セットをはじめ、12色ずつのテーマ別セット(明るい色合い・落ち着いた色合い・ダークな色合いなど)で展開されており、目的や好みに応じた選択が可能です。
色見本を作成するうえで着目すべきは、紙に乗せた直後とインクが完全に乾いた後での明度変化です。水性染料インク特有の透明感を持ちながらも、乾くとやや落ち着いた深みが出る設計になっています。公式資料および筆記テストから得られた各系統のトーン特性をまとめました。
| カラー系統・セット分類 | 主な代表色(色名) | 発色の質感・特徴 | おすすめの筆記シーン |
|---|---|---|---|
| スタンダード(明るい色合い) | 赤、青、黒、緑、黄色、ピンク など | 濁りのない高彩度発色。視認性が極めて高い | ノートの重要箇所マーキング、Todo強調 |
| ライト・ペール(明るく優しい色合い) | ペールオレンジ、アクアブルー、ラベンダー など | 淡く柔らかいトーン。文字の背景にも馴染む | スケジュール帳の帯塗り、イラストの下塗り |
| ダーク・シック(落ち着いた色合い) | ブルーブラック、スモーキーブルー、ブルーグレー など | 彩度を抑えた上品なくすみ。長文でも目が疲れない | 日記の本文筆記、ビジネス手帳のタスク分け |
| アース・ウォーム(自然を感じる色合い) | ブラウン、ココアブラウン、マスタード など | 温かみのある深みカラー。クラフト紙との親和性抜群 | ライフログの枠線、コラージュのアクセント |
明るい色合いは教科書や講義ノートのハイライトに最適ですが、手帳に文字として書き込む場合、文字の輪郭がはっきりと残るダーク・シック系のトーンが優位です。0.6mmの丸芯は細すぎず太すぎない絶妙なストロークを描くため、同じ色でも「文字を書く」ときと「面を塗る」ときで受ける印象が大きく異なります。

【気になる裏写り検証】手帳やノート別の耐性と重ね塗りの注意点
水性カラーペンを購入する際、多くのユーザーが直面する最大のハードルが「紙の裏抜け・裏写り問題」です。ゼブラクリッカートは染料インクを採用しているため、顔料インクに比べると紙の繊維奥深くまで浸透しやすい性質を持ちます。
実際の検証現場において、坪量(紙の重さ・厚み)が異なる代表的な手帳用紙でテストを行った結果、顕著な差が浮き彫りとなりました。一般的な上質紙ノート(坪量70g/㎡以上)では、通常の筆記速度で文字を書く限り、裏面への激しいインク抜けはほとんど見られません。しかし、トモエリバーなどの薄型軽量手帳用紙や低価格帯のルーズリーフでは、筆記終了時の「インク溜まり」部分が点状に裏抜けする現象が確認されています。
特に注意すべきは「重ね塗り」による繊維の飽和です。クリッカートは濃淡をつけやすい反面、同じ箇所を2回以上なぞるとインク供給過多になり、紙の裏側まで色素が到達してしまいます。手帳でマス目を塗りつぶす際は、ペン先を強く押し付けず、素早く滑らせるように塗布するのが裏写りを防ぐ現場の鉄則です。
キャップなしでも乾かない理由|モイストキープインクの革新構造
従来のカラーペンにおける最大のストレスは、「使っているうちにキャップを紛失する」「わずかな放置でペン先がカピカピに乾燥して書けなくなる」という構造的欠点でした。クリッカートがこの問題をクリアできた背景には、ゼブラが独自開発した「モイストキープインク」の存在があります。
このインクは、周囲の空気中から自然に水分を吸収・放出する特殊な吸湿性成分を配合しています。湿度の変化に応じて自ら水分量をコントロールするため、ペン先を露出させたまま放置しても乾燥しないという驚異的なメカニズムを実現しました(同社試験基準:気温20℃・湿度60%の環境下でペン先を出したまま52週間の筆記可能を確認)。
ノックするだけで瞬時に書き始められる操作性は、作業の中断を防ぎ、思考のスピードを落としません。複数色をめまぐるしく持ち替えてアイデアをスケッチするクリエイティブ作業や、電話メモを急いで取るビジネスの現場において、極めて高い機能的価値を発揮しています。
【実態検証】利用者の生の声から判明した人気色とリアルな評価
SNSや文具愛好家コミュニティ、大手ECモールのレビューを分析すると、全36色のなかでも特定のカラー群に熱狂的な支持が集まっている事実が見えてきます。特に評価が高いのが、彩度を抑えた「くすみカラー」に属する色群です。
「ブルーグレー」「スモーキーブルー」「ココアブラウン」の3色は、文字書きにもデコレーションにも馴染む万能色として常に人気ランキングの上位を占めています。「黒ボールペンの代わりにブルーグレーを使うだけで手帳全体がおしゃれに見える」「ココアブラウンは黒よりも柔らかく、文字が目に刺さらない」といった実用面での高評価が目立ちます。
一方で、手厳しい指摘として散見されるのが「高湿度環境でのインクのにじみ」です。空気中の水分を抱え込む性質上、梅雨時や手汗がつきやすいコンディション下では、筆記後の乾燥に通常以上の時間がかかり、手でこすってインクを伸ばしてしまうトラブルが報告されています。インクの特性を正しく理解し、筆記直後は不用意に触れない配慮が求められます。
一般に知られていない盲点|耐水性と蛍光ペンとの併用リスク
クリッカートを運用するうえで、見落とされがちな落とし穴が「耐水性の欠如」です。本製品は水性染料インクであるため、完全に乾燥した後であっても、水滴が付着すると一瞬で文字が溶け出してしまいます。飲み物を置いたデスク上での作業や、屋外に持ち出すノートへの使用には注意が必要です。
さらに盲点となるのが、蛍光ペンや他のゲルインクボールペンとの「相性問題」です。クリッカートで書いた文字の上から一般的な水性蛍光ペンでラインを引くと、下のインクが再溶解して大きくにじんでしまいます。もし蛍光ラインと併用したい場合は、先に蛍光ペンを引いて乾いた上からクリッカートで書き足すか、耐水性のある顔料マーカーと住み分ける工夫が欠かせません。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
道具としてのメリットとデメリットが明快なクリッカートですが、使い手の用途によってその評価は真っ二つに分かれます。購入前に以下の基準を照らし合わせてみてください。
クリッカートを選ぶべき人:
- キャップの開け閉めが煩わしく、ワンアクションで多色を切り替えたい人
- 手帳のトーンを落ち着いた「くすみカラー」やアースカラーで統一したい人
- 普通紙のノートや上質紙の日記帳など、比較的厚みのある紙を愛用している人
- 短時間で思考をアウトプットするマインドマップやブレインストーミングを行う人
導入に慎重になるべき人:
- 極薄の手帳用紙(トモエリバーなど)をメインに使っており、裏抜けを一切許容できない人
- 屋外での作業や、水濡れの可能性がある環境でノートを扱う人
- 文字を書いた直後に上から蛍光ペンを引きたい人
- 0.38mm以下の極細ラインで細密なスケジュール管理を行いたい人

【クリッカート 色見本】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:クリッカートは全部で何色ありますか?セット買いとバラ買いのどちらがお得ですか?
A1:定番ラインナップとして全36色が展開されています(限定色を除く)。基本セットは「明るい色合い」「落ち着いた色合い」「ダークな色合い」の各12色セットに分かれており、好みのトーンが決まっているなら12色セット、様々なニュアンスを楽しみたいなら全色セットが最適です。手帳の普段使いであれば、まずは「ブルーグレー」「ココアブラウン」などの人気色を単色(バラ)で購入し、紙質との相性を試してみるアプローチをおすすめします。
Q2:ペン先を出したまま放置すると、本当に乾かないのですか?
A2:ゼブラ独自の「モイストキープインク」が空気中の水分を吸収するため、通常の室内環境であればペン先を出したままでも書けなくなることはありません。ただし、直射日光が当たる場所や極端に乾燥した部屋、エアコンの温風が直接当たるような過酷な条件下では吸湿が追いつかず、ペン先が一時的にかすれる恐れがあります。使用後はノックを戻して収納するのが原則です。
Q3:ほぼ日手帳やジブン手帳で使っても裏抜けしませんか?
A3:薄型用紙を採用している手帳の場合、筆記速度が遅いとインクが紙の裏まで染み出す(裏抜けする)ケースがあります。特に塗りつぶしを行うと高確率で裏抜けが発生します。文字をサラサラと軽快に書く程度であれば気にならないレベルに収まることも多いため、巻末のメモページなどの目立たない箇所で事前に試し書きを行うことを強く推奨します。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
ゼブラのクリッカートは、長年カラーペンの常識だった「キャップ」の束縛からユーザーを解放し、ノック式の手軽さと豊かな色彩表現を両立させた名作です。近年の手帳トレンドに合致したくすみカラーの拡充により、学生の学習用途にとどまらず、大人のライフログツールとしても確固たる地位を築きました。
発色の美しさと優れた速記性を最大限に活かすためには、染料インク特有の「紙質との相性」と「重ね塗りの加減」を正しく把握することが不可欠です。店頭の色見本を参考にする際は、単に色味の好みだけでなく、ご自身が愛用している手帳用紙の厚みや筆圧を考慮し、最適なカラーと運用スタイルを見つけ出してください。 (出典: クリッ カート 色 見本(Yahoo!ニュース))